資源開発、エネルギー

[3412] 露天掘り鉱山における発破に伴う起砕物の飛翔特性

資源開発

^〇高橋良尭¹, 笹岡孝司², 島田英樹², 松井紀久男², 田中博章³, 一ノ瀬政友⁴ (1.九州大学大学院, 2.九州大学工学府, 3.春日鉱山, 4.都市基盤・環境・資源センター)

司会: 児玉 淳一 (北大)

キーワード：発破, 飛石

発破作業は、鉱山や土木の分野で重要な技術として古くから利用されてきたが、飛石・振動・騒音など、他の工法に比べ周辺環境に悪影響を与える可能性が高い。本研究の対象とした春日鉱山（株）では2013年10月、発破により発生した飛石が敷地外の倉庫を破損する災害が発生した。今後、飛石の発生を防止し、安全かつ効率的な開発を行うためには、飛石の発生メカニズム、飛翔特性および、その制御方法を明らかにし、飛石の発生を事前に防止することが必要不可欠となる。そこで本報告では、現在稼働中の採掘切羽において、最小抵抗線長や亀裂状態の異なる発破箇所での発破試験を実施し、それらの違いが起砕物の飛翔特性に与える影響について検討した結果について述べる。