土壌汚染対策の新展開ー新規規制・自然由来物質への対応ー

[1203] Re-consider the leaching test

^○保高徹生¹, 肴倉宏史², 宮口新治⁴, 門間聖子⁴, 鈴木弘明⁵, 勝見武³ (1.国立研究開発法人産業技術総合研究所, 2.国立研究開発法人国立環境研究所, 3.京都大学, 4.応用地質株式会社, 5.日本工営株式会社)

司会:駒井武(東北大学)

Keywords:土壌汚染, 溶出試験

整備新幹線・リニア新幹線・東京オリンピック等の大規模建設工事、東南海トラフ等における津波堆積物や災害廃棄物に関する効率的・合理的な土壌汚染対策費用の負担低減に向けて、汚染物質の溶出挙動を確認する試験は極めて重要である。
現状の環境省告示46号試験を含め、既存の溶出試験が実地盤からの土壌からの汚染物質の溶出挙動を適切に示せているのか、という疑問は常に付きまとい、かつそれに対する明確な解を我々は準備出来ていない。一方、掘削ずり等の溶出試験のあり方についても、事前の粒径調整や加速試験のあり方について、様々な議論がされはじめた。
本発表では、様々な溶出試験の特徴やロバストネスを概観するとともに、様々な性状の土壌や掘削釣りに対する溶出試験のあり方について、議論を行う。