MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

土壌汚染対策の新展開ー新規規制・自然由来物質への対応ー

Tue. Sep 8, 2015 1:00 PM - 4:00 PM 第2会場 (EL22)

司会:駒井武(東北大学), 晴山渉(岩手大学), 中村謙吾(東北大学)

1:00 PM - 1:20 PM

[1205] Phytoremediation of arsenic contaminated soil: three years field study in Tohoku region, Japan

菅原一輝1,2, 黄毅3, 宮内啓介3, 遠藤銀朗3, 北島信行4, 井上千弘1 (1.東北大学大学院環境科学研究科, 2.独立行政法人日本学術振興会 特別研究員, 3.東北学院大学工学部, 4.株式会社フジタ)

司会:晴山渉(岩手大学)

Keywords:ファイトレメディエーション, ヒ素, モエジマシダ, 環境修復

近年、植物を用いた低コスト・環境負荷の環境浄化手法であるファイトレメディエーションが注目されている。欧米を中心に植物を用いた土壌中の重金属の抽出や固定化など様々な取り組みがなされているものの、我が国においてはその実用例はおろか試験例も少数に留まっている。我々の研究グループは特定の重金属を高濃度で蓄積する超蓄積植物の基礎的な生理学的知見を得ると共に、実フィールドにおいて数年に渡って土壌浄化の実証試験を行ってきた。本発表では東北地方におけるヒ素含有土壌のファイトレメディエーションの一例として、仙台市にて行ったヒ素蓄積性シダを用いた3年間の実地試験例を紹介する。ヒ素超蓄積植物として用いたモエジマシダは関東以南のフィールドへの実用例が報告されているものの、亜熱帯地域原産であるために寒さに弱く東北地方への適用可能性は検討されていなかった。そこで、同じヒ素蓄積植物として東北地方でも自生しているイノモトソウおよびオオバイノモトソウの2種についてもバイオマスの増加量及び土壌からのヒ素吸収能について評価した。特に植物と土壌におけるヒ素の化学形態に着目し検討を行った。


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