MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

最近の岩盤工学および鉱山開発に関するトピック

Tue. Sep 8, 2015 1:00 PM - 4:10 PM 第4会場 (EL24)

司会:福井勝則(東京大学), 松本裕之(釧路コールマイン)

1:30 PM - 2:00 PM

[1408] The study of methane and groundwater associated in Cretaceous systems: Cretaceous samples from southeastern Kushiro area.

玉村修司1, 金子勝比古1, 松本裕之2, 内田景己2 (1.公益財団法人北海道科学技術総合振興センター 幌延地圏環境研究所, 2.釧路コールマイン株式会社)

司会:福井勝則(東京大学)

Keywords:釧路コールマイン, メタン, 白亜系, 同位体

釧路コールマインの鉱区周辺における白亜系岩盤層(汐見累層)内には,メタンガスが賦存していることが知られている。本汐見累層のビトリナイト反射率はおよそ0.6程度に達し,熱分解起源のメタンを生成し得る程度とみなせる。しかしながら,汐見累層から湧出するメタンや溶存メタンの炭素同位体比は-70~-80‰前後と低く,微生物起源を示唆する。また,主に有機物の熱分解により生成するとされるエタンも,汐見累層から湧出するものについては,その炭素同位体比は-40~-70‰と低く,微生物起源を示唆する。このことから,汐見累層に胚胎する微生物起源のメタンおよびエタンは,後成的に付加された可能性がある。本検証を目的に,汐見累層の吸着ガスおよび,吸着ガス除去後の試料粉砕により湧出する残留ガスを回収し,それぞれのガス中に含まれるメタンの炭素同位体比を測定した。その結果,残留ガス中のメタンは熱分解起源を示唆し,比較的古い時代に形成されたと推察された。一方で,吸着ガス中のメタンは微生物起源を示唆し,熱分解起源のメタンを後成的に置き換えたと推察された。


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