MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

グリーンアジアのための資源業界と大学との絆

Tue. Sep 8, 2015 9:30 AM - 3:50 PM 第5会場 (EL26)

趣旨説明:笹木圭子(九州大学), 司会:沖部奈緒子(九州大学), 島田英樹(九州大学), 三木一(九州大学)

2:50 PM - 3:05 PM

[1510] Construction of Optimal Cover Layer for the Prevention of Acid Mine Drainage (AMD) in Coal Mines in Indonesia

松本親樹1, 島田英樹1, 笹岡孝司1, 濱中晃弘2, Kusuma Ginting3, Sayoga Rudy3, 一ノ瀬政友4 (1.九州大学, 2.室蘭工業大学, 3.Institute Technology Bandung, 4.都市基盤・環境・資源センター)

司会:三木一(九州大学)

Keywords:インドネシア, 露天掘り石炭鉱山, 酸性坑廃水, 覆土工法

酸性坑廃水は、採掘に伴い産出する岩石中の硫化鉱物が空気中の酸素および水と接触することで発生する環境問題であり、近年、インドネシア国内で深刻な問題となっている。 同国内においては、低コストかつ施工が容易であることから、発生源となる廃石をその他の廃石で覆うことで酸性水の発生を抑制する覆土工法が主流となっている。本工法では、酸性水の発生源に対して直接的な対策を講じるため、酸性水の発生を長期的に抑制することが可能であるが、覆土層が十分に機能しない場合、酸性水は継続的に発生する。また、同国内では、覆土層の構築に関する明確な指針がないため廃石が乱雑に埋め戻され、酸性水が発生している地域が多数存在する。
そこで本報告では、施工現場における適切な覆土層の構築に関して検討を行うため、インドネシアの露天掘り石炭鉱山内の堆積場において、水質分析および各種地化学分析を実施することで、堆積場周辺の廃水水質および堆積場表層部に構築された覆土層の性状を比較した。その結果、酸性水の発生を抑制するためには、岩石の有する地化学特性および粘土含有量を考慮し、覆土層を構築することが重要であると示された。(若手ポスターに発表)


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