MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

資源探査と大規模データプロセッシング

Wed. Sep 9, 2015 9:45 AM - 12:00 PM 第3会場 (EL23)

司会:木崎彰久(秋田大学), 桑谷立(海洋研究機構)

11:30 AM - 11:45 AM

[2307] Evaluation of Artificial Effects and Geological Properties for Mine Drainage in Abandoned Mine

澤山兼吾1, 山田亮一1, 土屋範芳1 (1.東北大学大学院環境科学研究科)

司会:桑谷立(海洋研究機構)

Keywords:鉱山廃水, 休廃止鉱山, ヒ素及び金属類, 河川水質, GIS

 環境アセスメントの観点から、河川の重金属濃度を管理することは重要であり、重金属の排出源及び排出量の特定は重要である。重金属の排出源は多岐にわたるうえ、その輸送現象は大変複雑であるために河川の重金属濃度に対する人為的影響を評価する手法は確立されていない。そこで本研究では、鉱山域における人為的汚染と自然由来の溶出を評価するシステムの開発を行い、環境アセスメント技術につなげることを目的とする。本研究では、秋田県大館市の市街地から西へ10kmの場所に存在する大比立鉱山跡及びその下流の比立内集落を研究対象とした。本地域は、現在も鉱水処理が継続して行われているが、廃水の流入する沢の環境基準超過が疑われた。本研究では、河川水、土壌の採集を行い、河川水、土壌の重金属濃度を測定するとともに、土壌の溶出試験を行った。測定結果から、比立内集落周辺で環境基準を超過していることを示し、また多変量解析及びGISを用いて解析を行うことで地質と河川の重金属濃度との間に相関がないこと、多量排出エリア、高濃度排出エリアを特定できることを示した。


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