MMIJ 2015,Matsuyama

Presentation information

企画講演

JOGMECにおける自然力活用型坑廃水処理技術開発の進展

Wed. Sep 9, 2015 9:00 AM - 12:00 PM 第5会場 (EL26)

司会:初谷和則(JOGMEC)

9:05 AM - 9:35 AM

[2502] The bench scale field tests of passive treatment for acid mine drainage

濱井昂弥1, 佐藤佑樹1, 高本宏介1, 池田真奈美1, 初谷和則1, 小林幹男1, 林健太郎1, 天藤寛子1, 酒田剛1, 迫田昌敏1, 増田信行2, 三浦貴生1 (1.独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構, 2.秋田大学)

司会:初谷和則(JOGMEC)

Keywords:坑廃水処理, Passive Treatment, 硫酸還元菌

JOGMECでは“自然力活用型”坑廃水処理(Passive Treatment)の調査研究を実施しており、もみがら、米ぬか等が充填されたリアクターを用いて、硫酸還元菌(SRB)の活動により坑廃水中に含まれる金属を主に硫化物として除去するプロセス(JOGMECプロセス)を構築した。 平成25年度より酸性坑廃水(Zn:18 mg/L、Fe:40 mg/L程度)を処理対象とした現地試験を実施しており、平成26年8月には屋外に試験設備を設置し無電力で処理原水を導水する実証試験(SRBを含むリアクターは地中に埋設し、処理の滞留時間が50時間となるよう導水パイプのバルブで流量を調節し、処理原水を自然流下で導水)を開始した。 冬季には外気温は-10°C台となったが、試験設備に不具合は無く処理原水は設定流量で流入した。リアクター内部の最低温度は4.7°Cであったが、低温下であってもSRBによると思われる硫酸イオン還元は非常に安定的に継続し、処理原水中の金属は排水基準を十分満足するレベルまで処理され、これらの結果は過年度に実施した現地試験と同様の傾向であり、本プロセスの有効性が改めて示唆された。


講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

Password