MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

JOGMECにおける自然力活用型坑廃水処理技術開発の進展

Wed. Sep 9, 2015 9:00 AM - 12:00 PM 第5会場 (EL26)

司会:初谷和則(JOGMEC)

9:55 AM - 10:15 AM

[2504] Current status and future perspective on microbiological treatments for heavy metal contaminated wastewaters

堀知行1, 尾形敦1 (1.国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

司会:初谷和則(JOGMEC)

Keywords:休廃止鉱山, パッシブトリートメント, 微生物処理, 原位置浄化

“自然力活用型”抗廃水処理(passive treatment)などの汚染環境(原位置)における微生物機能を活用した重金属汚染対策が注目を集めている。重金属類の固定化・除去は、単一微生物の機能だけでは完結せず、複数種からなる嫌気微生物群の協同作業(代謝的連携)によって達成される。また重金属の固定化は、硫酸や硝酸、CO2などの無機電子受容体の微生物還元反応と深く関わっている。近年の次世代シークエンサーや安定同位体追跡技術(Stable Isotope Probing)などに代表される分子生態学的手法の発展は、これらの複雑な重金属固定化反応に新たな光を当て、その実態評価から制御技術を可能にしつつある。本講演では、微生物機能を活用した重金属汚染水処理の研究動向を概説し、上述の新手法の適用による更なる処理効率化の可能性について言及する。


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