資源・素材2015(松山)

講演情報

企画講演

鉱業史

2015年9月10日(木) 09:00 〜 11:45 第1会場 (EL21)

司会:久間英樹(松江高専), 中西哲也(九州大学)

11:20 〜 11:45

[3106] 19世紀に生産された鉄道レールについての考察(その5)

大石徹1, 古山隆2 (1.日鉄住金環境株式会社, 2.東北公益文科大学)

司会:中西哲也(九州大学)

キーワード:鉄道レール, 産業革命, 産業近代化, 官営鉄道, 私設鉄道

明治日本の近代化・産業革命を支えた鉄道各線で使用された欧米からの輸入レールと、官営八幡製鉄所で生産された鉄道レールについて考察した。官設鉄道初期の1870年代では英国から輸入された錬鉄製の双頭レール、平底レールが主に使用され、1880年代に入ると英国、ドイツ製のベッセマー転炉またはトーマス転炉で生産された鋼材による平底レールとなる。1890年代以降になると、欧州製品以外に米国製品が加わっている。1901年から操業を開始した官営八幡製鉄所では、ベッセマー転炉で生産した鋼材によるレール生産を開始したが、操業初期においては、高炉の操業トラブルに見舞われ、ベッセマー転炉も停止したために、スクラップ鋼材を加熱溶吹して生産した塩基性平炉鋼による製品も認められている。


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