MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

低炭素社会構築のためのCCS

Thu. Sep 10, 2015 1:00 PM - 3:20 PM 第2会場 (EL22)

司会:末包哲也(東京工業大学), 佐々木久郎(九州大学)

1:05 PM - 1:25 PM

[3202] Fundamental study on the deformation monitoring under confining pressure using distributed fiber sensor

村松玲奈1, 村田澄彦1, 薛自求2, 松岡俊文1 (1.京都大学, 2.公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE))

司会:末包哲也(東京工業大学)

Keywords:光ファイバ, 分布式センサ, 静水圧

CCSにおいて,CO2圧入期間の圧力増分は坑井付近で大きいため,地層の力学的な安定性を考える際には坑井に沿った監視が重要である。 本研究では,モニタリング手法として分布式光ファイバ計測法に注目した。光ファイバ計測ではファイバ自体がセンサの役割を担うため,光ファイバを坑井に敷設することで,坑井に沿ったモニタリングが可能となる。 光ファイバを用いたひずみ計測は,これまで構造物の安全性監視に用いられてきたが,先行研究により,地下環境下の圧縮ひずみ計測に関して妥当性が示されている。しかしながら,CO2圧入の際には地層に引張ひずみが生じるため,引張方向の変形監視が必要となる。そこで本研究では,封圧下で金属の引張試験を実施し,光ファイバ計測の精度を評価した。その結果,封圧下においても封圧の影響を考慮に入れることで,計測結果はひずみゲージと同程度の精度を持つことが明らかになった。 これにより分布式光ファイバ計測のCCSモニタリングへの適用可能性が示された。


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