MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

最近の石炭等エネルギーの開発・利用の動向

Thu. Sep 10, 2015 1:00 PM - 4:30 PM 第3会場 (EL23)

司会:中村貴志(JCOAL), 笹岡孝司(九州大学), 三木一(九州大学)

2:40 PM - 3:00 PM

[3306] Current Status and Issues of Coal Sector in the World

中村貴司1, 冨田新二1, 古川博文1 (1.一般財団法人石炭エネルギーセンター)

司会:笹岡孝司(九州大学)

Keywords:石炭政策, 石炭利用動向

石炭は賦存地域に偏在性が少ないことから安定供給性に優れており,単位熱量当たりの単価が他の化石燃料に比較して低廉なため,世界の一次エネルギーにおいて30.1%,電力の41%に燃料として消費されている。石炭は中国,米国及びインドに生産と消費が集中しており,特に中国は世界の約48%を消費している。今後も世界の石炭利用量は増加すると思われるが、その一方で大規模消費国需要の下方修正により供給過剰も生じている。

これまで需要拡大を背景に,拡大してきた世界の石炭業界は,人件費など採掘コストの上昇や国際市場における石炭価格の低迷とともに,企業合理化を促進し,産業構造が変化している。資源開発プロジェクトは開発区域が遠隔地へ移行するとともに,採掘コスト抑制のため採掘技術も対応が求められている。コスト削減のための切羽大型化・自動化は投資リスクの増加を伴い,インフラアクセスや技術者不足及び低品位炭や代替資源との競争という課題に直面している。またCO2削減問題も単位発熱量あたりのCO2発生量が多い石炭には大きな課題である。本講演では石炭利用の現状と、JCOALの技術開発について述べさせていただく予定である。


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