MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

YARO13 温度-熱く研究,クールに考察-

Thu. Sep 10, 2015 9:25 AM - 12:00 PM 第4会場 (EL24)

司会:奈良禎太(鳥取大学), 陳友晴(京都大学), 佐藤晃(熊本大学)

11:20 AM - 11:40 AM

[3407] Subcritical crack growth in marble consisting mainly of dolomite

西田雄貴1, 奈良禎太2, 柏谷公希1, 石田毅1 (1.京都大学, 2.鳥取大学)

司会:陳友晴(京都大学)

Keywords:サブクリティカルき裂進展, ドロマイト, 温度, 湿度

岩盤構造物には長期安定性が求められるため,岩石のサブクリティカルき裂進展に関する情報が必要である.岩石のサブクリティカルき裂進展に関する研究は,珪酸塩岩石を用いて広く行われてきた.しかし,炭酸塩岩石に関する研究は少なく,特に周辺環境が及ぼす影響は不明である.そこで本研究では,試料としてドロマイトを主成分とした大理石を用い,サブクリティカルき裂進展に及ぼす温度・湿度の影響を大気中・水中の環境条件下で調べた.試験法として,定変位ダブルトーション法を用いた.恒温室を使用し,温度・湿度を制御した環境下で試験を行い,応力拡大係数とき裂進展速度の関係を求め,温度・湿度が及ぼす影響を調べた.試験結果より,水中でのき裂進展速度は,大気中でのものよりも高くなった.大気中において,温度一定環境下では相対湿度が上昇するにつれて,き裂進展速度が上昇することが分かった.また,相対湿度一定環境下では温度が上昇するにつれて,き裂進展速度が上昇することが分かった.このことから,炭酸塩岩盤および,そこに建設される岩盤構造物の長期安定性の確保には,低温・低湿条件が望ましいと言える.



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