MMIJ 2015,Matsuyama

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一般講演

岩盤力学

Thu. Sep 10, 2015 2:30 PM - 3:45 PM 第4会場 (EL24)

司会:木崎彰久(秋田大学)

2:45 PM - 3:00 PM

[3414] Change of Flow Impedance of Hydraulic Fracture and AE Activity During Flow tests

及川寧己1 (1.国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

司会:木崎彰久(秋田大学)

Keywords:き裂, 流動抵抗, AE, 水圧破砕, 花こう岩

岩石内部のき裂を流路として用いる水の圧入回収システムを室内実験規模で構築し,生産孔の圧力変化による生産状況の変化とAEの発生状況について検討した.
実験には20cm角の立方体花こう岩試料を4個用い,その中央部に水圧破砕法により水平に流路となるき裂面を形成した後,注水孔~き裂面~生産孔と水が流れる流動システムを構築した.また実験中に試料内部で発生するAEも同時に計測した.
流動実験においては,試料に側面から15MPa,上下面から20MPaの拘束圧を加えた状態で,注水孔を定圧に保ちながら,生産孔の圧力を1MPa刻みでステップ状に低下させ,生産孔への流出量を計測した.
生産孔圧力と生産流量の関係においては.概ね直線的な関係となっており, 流動差圧の増加に比例して流量は増加している. よって各流動実験中のき裂の流動抵抗の変化は明らかには認められない.AE発生状況については,各流動実験中にAEが一時的に増加する場合や一時的に鎮静化する場合が見られたが,生産孔圧力値との関係については,特定の傾向が得られておらず,AE発生状況からもき裂の開閉口については明瞭でなかった.


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