MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

坑廃水の水量低減・水質改善技術開発の展開

Thu. Sep 10, 2015 9:00 AM - 2:00 PM 第6会場 (EL32)

11:00 AM - 11:20 AM

[3607] Estimation of the Effects on Sealing Mining Levels for Reduction of Mine Drainage

山口耕平1, 富山眞吾1, 高沢真由美1, 山縣三郎1, 西垣誠2 (1.三菱マテリアル株式会社, 2.岡山大学)

司会:迫田昌敏(JOGMEC)

Keywords:休廃止鉱山, 坑内水起源, 水質, 数値シミュレーション, 地化学計算

「先進型坑廃水処理技術開発事業」では、試験サイト以外の鉱山への研究成果の適用を目指す社会の姿(アウトカム)として、総合的な開発を進めてきた。今後適用が想定される鉱山は様々な水理的・水質的な特徴を持つことが考えられ、サイト特性に合わせた効果的な坑内空間充填を行うには、坑内水起源と水質形成機構を明確にした上で施工計画を立てる必要がある。そのため本事業では、国内外鉱山での既存研究事例等を参考にモニタリング項目を選定し、項目間相互の連関を明確にした上で計測を実施した。得られたデータにより坑内水の起源(涵養域)が採掘領域直上の山腹斜面にあり、地下水が浸透する際に不飽和帯の酸化的雰囲気のもと、硫化鉱物と反応し酸性化及び高SO42-化し重金属を溶出するメカニズムが想定された。想定した概念に基づき鉱山全域を対象とした数値シミュレーションモデルを構築し、水量低減効果予測の高度化を図るとともに、地化学計算によって水質の再現計算を試みた。結果は水理・水質概念の妥当性を示すとともに、予測手法の有効性を示唆するものであった。


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