MMIJ 2015,Matsuyama

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企画講演

資源循環工学をベースとする若手研究者の研究展開(Ⅱ)

Thu. Sep 10, 2015 9:00 AM - 12:00 PM 第7会場 (EL33)

司会:鈴木祐麻(山口大学), 新苗正和(山口大学)

9:45 AM - 10:25 AM

[3703] A study of processing technology of arsenic and antimony bearing copper minerals

芳賀一寿1 (1.秋田大学)

司会:鈴木祐麻(山口大学)

Keywords:硫砒銅鉱, 四面銅鉱, 浮選, 湿式分離, 焙焼法

近年、一部の銅鉱山では鉱石中のヒ素(As)、アンチモン(Sb)品位が上昇し、鉱石生産に影響が出始めている。AsやSbなど、精鉱中の不純物品位が高くなると、製錬プロセスに与える負荷が大きくなるため、可能な限り鉱石または精鉱から除去することが望ましい。本研究では、銅鉱石中のAsやSbをはじめとする不純物の除去を目的に、浮遊選鉱法(浮選)、湿式処理、焙焼法の有効性を調査した。浮選では、捕収剤やpH調整により、浮鉱産物として硫砒銅鉱の93%を回収し、この際の黄銅鉱の混入を25%に抑えることができた。一方、NaOHとNaHSを用いたアルカリ浸出では、溶液条件や浸出温度の調整により硫砒銅鉱や四面銅鉱中のAs、Sbを90%以上浸出することが可能であった。また浸出液に固体硫黄S0を投入し冷却することによって、AsとSbの90%以上を沈殿回収できた。さらに、焙焼法では、700℃で焙焼を行うことで、鉱石中のAsを90%以上揮発できるなど、不純物含有銅鉱石からの不純物の分離条件が明らかとなった。


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