MMIJ 2015,Matsuyama

Presentation information

一般講演

高温素材プロセッシング

Thu. Sep 10, 2015 1:00 PM - 2:00 PM 第8会場 (EL35)

司会:安田幸司(京都大学), 夏井俊悟(北海道大学), 竹田修(東北大学), 関本英弘(岩手大学)

1:00 PM - 1:15 PM

[3811] Electrochemical siliciding of C/C composite

竹田修1, 杉山啓太1, 星政義1, 朱鴻民1 (1.東北大学)

司会:関本英弘(岩手大学)

Keywords:C/C コンポジット, 表面改質

本研究では、火力発電タービン翼への適用を目指し、C/Cコンポジットの耐酸化性を向上させるために、グラファイトおよびC/C コンポジット上にSiC を溶融塩電解で形成させることを試みた。900~1000℃の電解ではLiF-47mol%
KF-5mol% KCl- 1mol% K2SiF6浴を用い、1100~1300℃の電解ではBaF2-50mol% CaF2 -1mol% SiO2浴を用いた。カソードにグラファイト、アノードおよび参照極にSi を用いた。Ar気流下、5mA・cm-2 の電流密度で定電流電解を行い、電解後の試料をSEM-EDX を用いて分析した。900℃の電解では、グラファイトカソードに粒状のSi が断片的に析出し、Siと基板の間にSiCが生成した。一方、1000℃以上での電解では全面にSiCの被膜が生成した。本研究の被覆対象であるC/C コンポジットは多数の溝が存在し、その溝を被膜で埋めることで密着性が向上するが、本実験で用いたグラファイト基板にも多数の溝が存在する。1300℃での電解では、開口幅8 micron、深さ20 micron の溝をSiC 被膜で埋めることに成功した。


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