[P-02] Effects of pH of Solution on Arsenic Removal from Arsenic Contaminated Water using Magnesium Salts
Keywords:ヒ素除去, ヒ素吸着剤, 酸化マグネシウム, 水酸化マグネシウム, 溶液pH
開発途上国の一部地域では、しばしばヒ素によって汚染された地下水の飲用利用による健康被害が深刻な問題となっている。しかしながら、経済的に裕福ではないこれらの国の人々が膜分離等比較的高価なヒ素除去システムを購入することは困難であり、経済性及び運用の容易さから吸着剤を用いたヒ素除去システムの方が導入しやすいと考えられる。それゆえ、効果的かつ安価な吸着剤の開発及び提供が切望されている。特に、ヒ素と結合しやすい元素として知られているマグネシウムを含む塩類・鉱物種は、比較的安価であるため、マグネシウムを主成分としたヒ素吸着剤の開発が期待されている。
既往の研究によって、数種類のマグネシウム塩を用いたヒ素汚染水からのヒ素除去に関する比較試験が行われ、マグネシウム塩の中でも酸化マグネシウムと水酸化マグネシウムが特に高いヒ素除去性能を持つことが明らかにされている。しかしながら、ヒ素除去性能に及ぼす溶液pHの影響については十分な検討が行われていない。そこで、本研究では、pH3~12に調整した模擬ヒ素汚染水を用いて、酸化マグネシウムと水酸化マグネシウムによるヒ素除去試験を実施し、その結果について検討を行った。
既往の研究によって、数種類のマグネシウム塩を用いたヒ素汚染水からのヒ素除去に関する比較試験が行われ、マグネシウム塩の中でも酸化マグネシウムと水酸化マグネシウムが特に高いヒ素除去性能を持つことが明らかにされている。しかしながら、ヒ素除去性能に及ぼす溶液pHの影響については十分な検討が行われていない。そこで、本研究では、pH3~12に調整した模擬ヒ素汚染水を用いて、酸化マグネシウムと水酸化マグネシウムによるヒ素除去試験を実施し、その結果について検討を行った。
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