MMIJ 2015,Matsuyama

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一般ポスター発表【コアタイム】

リサイクル

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[P-05] Homogeneous liquid-liquid extraction method for rhodium using dietyldithiocarbamic acid

石渡恭之1, 五十嵐淑郎2, 加藤健1, 宮川雅恵1 (1.茨城県工業技術センター, 2.茨城大学)

Keywords:均一液液抽出, ロジウム, 濃縮

均一液液抽出法は,機械的な振り混ぜ操作を必要とせず,試薬を加えるのみの簡便な手順で微小体積の析出相に金属錯体を濃縮できる抽出法である。本研究ではロジウム(Rh)めっき廃液からの高効率金属回収を目的とし,配位子にジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム(DDTC),相分離剤にZonyl FSAを使用した均一液液抽出法により検討した。その際,錯形成時間やpHが回収率に与える影響を調べた。実験手順としては,Rh水溶液にDDTCを加え,pH調整後,エタノールおよびZonyl FSAを加えることにより相分離を行った。pH2.2においてDDTCを加えてから抽出までの錯形成時間を5分から6時間まで変化させたところ,いずれも回収率は50~55%程度であり6時間後まで回収率の増加はみられなかった。pHを変化させると,pHの上昇に伴い回収率は増加した。これはRhとDDTCの錯形成反応に基づくものと考えられる。一方,Zonyl FSAを用いた均一液液抽出はpH依存相分離現象であり,相分離が生じるpHの範囲は酸性側にある。回収率を良くするためには,錯形成と相分離が両立する最適なpHに調整することが重要である。


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