[P-06] Separation of rare-earth elements by selective formation of acid chloraide
Keywords:希土類磁石, 希土類元素, リサイクル, Dy, Nd
希土類磁石に添加されている希土類元素は、資源的価値が高く、その循環的な活用が求められている。希土類磁石からの希土類元素のリサイクル技術は湿式法と乾式法の2つに大別される。湿式法として、希土類成分の水相や有機溶媒相への溶解度の差を利用して分離を行う溶媒抽出法が提案されている。また、乾式法として炭素熱還元法を用いた希土類元素の抽出法などが提案されている。我々は希土類磁石に含まれるNdとDyの分離を目的として、希土類塩化物を酸化処理した際の、酸塩化挙動の差異を利用した分離方法(選択酸塩化法と呼称)を検討している。本報告では、選択酸塩化法の基礎検討として、試薬を用いて希土類塩化物の酸化挙動、および希土類元素の分離性を検討した。希土類塩化物の酸化挙動を検討した結果、DyCl3は温度の上昇に伴い重量が減少したが、NdCl3は200~300℃の間でほとんど重量が変化しない温度域があり、DyCl3とNdCl3で酸化挙動に差異が見られた。Dy/Nd=1/1(重量比)で混合した希土類塩化物の混合粉末を酸化処理後、溶質分離した結果、Dy分率は85%以上の値を示した。
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