[PY-37] Development of New Recovery Process for Rhenium from Nickel-based Superalloy Scraps
Keywords:レアメタル, リサイクル, レニウム, ニッケル
ニッケル (Ni) 基超合金は、航空機のジェットエンジンや発電タービンなどに用いられており、高温強度を向上させるため、最新のNi基超合金にはレニウム (Re) やタンタル (Ta)、 タングステン (W) などのレアメタルが添加されている。現在、Ni基超合金からのNiや他のレアメタルの分離・回収は、主に湿式処理により行われているが、長時間で多段の工程を要し、また、多量の廃液が発生することが問題となっている。本研究では、溶融金属を抽出剤として用いた高温乾式プロセスにより、NiとReを分離し、廃液を排出しない環境調和型の新しいリサイクルプロセスの開発を目指した。Niに対して化学的な親和力が大きい亜鉛 (Zn) を溶融金属として用いた結果、Ni基超合金スクラップからNiをZn-Ni合金として分離・回収し、ReやTa、Wなどの高価なレアメタルを残渣として濃縮することに成功した。また、得られたZn-Ni合金からZnを揮発分離した結果、高濃度のNiが得られた。
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