MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-61] Dechlorination of incinerated ash by washing

張翔1, 藤田豊久1, ドドビバジョルジ1 (1.東京大学)

Keywords:焼却灰, 再資源化, 洗浄

医療廃棄物は廃棄物処理法によって厳しく処理・処分の規定が設けられた。その一部は焼却によって処理された。環境負荷を減らすため、焼却残渣を再資源化するのは重要である。その方法の一つとしては、セメント原料の代替材として有効利用することである。 焼却灰はセメントと化学成分が類似している一方、塩素と重金属が含まれた。塩素はコンクリートにおいて鉄筋の腐食を招くため、焼却灰における塩素の挙動を解明するのは最も重要である。
本研究の対象となった医療廃棄物の焼却灰は塩素濃度が3.27~4.46%であり、そのうち、水溶性物は60.5%であり、難溶性物は39.5%を占めた。CO2マイクロバブル水、CO2水、空気マイクロバブル水、イオン交換水を用いて、バッチ処理で多段洗浄を行った。その中で、最も効果あるのは二酸化炭素マイクロバブル水多段洗浄で、4回目の脱塩率が57.8%であり、塩素は1.38%に下がった。
また、焼却灰を水洗浄した後、Ca(OH)2とAl(OH)3を添加して、塩素化合物を強制的にフリーデル氏塩に変更させる実験も行った。水和した焼却灰を硫酸処理した後、塩素含有量が0.24%まで下がり、水和せず直接酸処理して塩素含有量が0.56%になった。前者は後者よりも脱塩効果があった。

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