13:30 〜 13:55
[1203] 多変量解析を用いた河川水の重金属バックグランドの検討と鉱山坑廃水との影響評価
司会:土屋範芳(東北大学)
キーワード:重金属汚染, 多変量解析, 大比立鉱山
環境アセスメントの観点から、河川の重金属濃度を管理することは重要であり、重金属の排出源及び排出量の特定は重要である。しかし、重金属の排出源は多岐にわたるうえ、その輸送現象は複雑であるために河川の重金属濃度に対する人為的影響を評価する手法は確立されていない。本研究では、秋田県大館市の市街地から西へ10kmの場所に存在する大比立鉱山跡及びその下流の比立内集落を研究対象として河川水及びsediment試料の主要成分、重金属及びヒ素の含有量について測定を行った。測定結果について主成分分析及びクラスター分析から、鉱山開発の影響が少ない流域の特定を行い、本流域における重金属バックグランドの検討を行った。また、この鉱山では廃水が管理下に置かれているにもかかわらず、河川中の重金属濃度が高い地点があることから、本流域における人為的影響についての評価を行い、現地踏査との比較を踏まえて鉱山開発の影響による河川水中の主要成分、重金属及びヒ素の濃度について評価を行った。
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