MMIJ Annual Meeting 2016

Presentation information

一般講演

環境

Mon. Mar 28, 2016 9:15 AM - 3:15 PM 第3会場 (東京大学)

司会:別所昌彦(秋田大学), 沖部奈緒子(九州大学), 大川浩一(秋田大学), 晴山渉(岩手大学)

10:45 AM - 11:00 AM

[1306] Bacteria source estimation in SRB passive treatment process for mine drainage

佐藤佑樹1, 濱井昂弥1, 小島和浩1, 酒田剛1, 岨中真洋1, 小林幹男1, 増田信行1, 初谷和則1, 三浦貴生1, 林健太郎1, 榊原泰佑1, 高本宏介1 (1.独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

司会:沖部奈緒子(九州大学)

Keywords:坑廃水処理, パッシブトリートメント, 硫酸還元菌, 次世代シーケンス

もみがら・米ぬかを充填したリアクターで、硫酸還元菌(SRB)を活用する坑廃水処理プロセス(JOGMECプロセス)は、リアクター内に存在するSRBを含む細菌群の相互作用により、安定的に坑廃水処理が行える可能性を既往の研究で示した。濱井らが実施した現地試験では、SRBを含む細菌群は休廃止鉱山周辺の地山土壌に含まれると推定し、実験室等で培養したものを接種するのではなく地山土壌を菌源として使用している。ここでは、本プロセスの汎用性を検討するため、細菌群の菌源について次世代シーケンス解析を行った。その結果、現地試験を実施したH鉱山の坑廃水及び地山土壌にSRBの存在が確認され、B鉱山の坑廃水及び地山土壌にもSRBの存在が確認された。これにより、リアクター内に存在するSRBなどの細菌叢は、地山土壌に加え処理対象である坑廃水に含まれる菌が、リアクター内の環境に適応、増殖し構築されている可能性が示唆された。複数の坑廃水及び地山土壌でSRBの存在を確認し、それらを用いたプロセスでSRBによると思われる硫酸イオン還元が確認されていることから、細菌群の菌源の観点から汎用性が高いプロセスであることが示唆された。

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