MMIJ Annual Meeting 2016

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企画講演

資源経済と資源循環のリンケージによる新たな展開

Mon. Mar 28, 2016 1:00 PM - 4:00 PM 第4会場 (東京大学)

司会:安達毅(秋田大学), 村上進亮(東京大学)

1:40 PM - 2:00 PM

[1406] Total Material Requirement of Yellow Phosphorus

山末英嗣1, 松八重一代2, 大竹久夫3 (1.京都大学, 2.東北大学, 3.早稲田大学)

司会:安達毅(秋田大学)

Keywords:関与物質総量, 黄リン, 資源端重量

リンは農業や素材産業など広範囲な産業で利用される一方,代替性がないという特徴を有する元素である.世界のリン需要の約85%が肥料用途であるが,我が国は黄リンの使用量も相対的に高い.しかし日本はリン鉱石を全く産出せず黄リンも製造していない.したがってリン資源の確保ができなくなれば,我が国の広範な産業分野においても深刻な影響が及ぶ.しかし迫りくるリン資源枯渇の危機を知る人はまだ少なく,国も有効な手立てを講じきれていない.これは,製品が背後に抱えている輸送,製錬,採掘といったプロセスが消費者から見えにくいという知のギャップが要因の1つと考えられる.本研究では,このような問題に対し,関与物質総量(Total Material Requirement, TMR)に注目する.TMRは資源採掘に伴う土地や森林の改変,すなわち土地改変量を評価できる指標の一つである.本研究では黄リン製造に関わるTMRを推算し,その多寡や広義の諸外国依存性を評価する.推算はフィールド調査と文献に基づき,採掘されるリン鉱石の品位が黄リンのTMRに与える影響を主に評価した.また,その国別の内訳,年間消費量を考慮したインパクトについての評価を行う予定である

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