一般社団法人資源・素材学会 平成28(2016)年度 春季大会

講演情報(2016年2月29日付)

一般講演

岩盤力学・開発機械

2016年3月28日(月) 11:00 〜 17:00 第5会場 (東京大学)

司会:福田大祐(北海道大学), 坂口清敏(東北大学), 伊藤高敏(東北大学), 藤井義明(北海道大学)

16:15 〜 16:30

[1514] 高精度電子雷管を用いたトンネル発破における振動予測

永江純一1, 岩野圭太2, 福井勝則1, 羽柴公博1 (1.東京大学, 2.鹿島建設株式会社)

司会:藤井義明(北海道大学)

キーワード:トンネル, 発破, 振動低減, 電子雷管, 起爆秒時間隔

住宅街など民家や重要構造物が近い環境下で発破を行なう場合,発破振動が周囲の環境に与える負荷を低減する必要がある.今回対象とした水路トンネルでは,硬岩地盤中を住宅地から十数m下という小土被り条件下での施工が求められたため,高精度電子雷管(製品名eDevⅡ)を用いた1孔1斉発の発破が実施され,振動の低減が図られた.本研究では,計測された単発発破の振動速度波形(単発波形)および発破設計(起爆秒時間隔や孔数など)から,段発発破の振動速度波形(段発波形)を再現する方法について検討した.各孔での起爆で発生する振動速度波形を統計論に基づいて表現し,それらを各孔の位置を考慮して孔数分重ね合わせることで,計測された段発波形を再現することができた.さらに,この計算モデルをもとに,起爆秒時間隔をさまざまに変えて段発波形を予測し,起爆秒時間隔が段発波形に与える影響や段発振動を低減する発破工法,発破振動の管理指標について考察した.

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