MMIJ Annual Meeting 2016

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一般講演

湿式素材プロセッシング

Mon. Mar 28, 2016 1:00 PM - 4:45 PM 第7会場 (東京大学)

司会:大石哲雄(産総研), 大上悟(九州大学), 竹田修(東北大学)

3:00 PM - 3:15 PM

[1711] Analysis of Distribution of Cupric Chloride Complexes in Hydrochloric Acid Solutions

打越雅仁1, 篠田弘造1 (1.東北大学)

司会:大上悟(九州大学)

Keywords:銅, 塩酸, 錯イオン, 主成分分析

高純度金属は、金属本来の性質を知る上で欠くことのできない重要な材料である。これまで様々な方法で高純度化が図られてきたが、最も成功した方法の一つに塩酸浴を用いた陰イオン交換精製法がある。従来、陰イオン交換精製法による精製効果は、不純物量によらず、つねに一定であると考えられてきた。しかし、出発原料に多く含まれる不純物の除去効率は大きく、少ない不純物のそれは小さいことが明らかとなった。基礎反応である陰イオン交換反応においても、一定であるとされてきた平衡分配係数が金属イオン濃度依存性を持つことが指摘されている。そこで、陰イオン交換反応の素過程を明らかにし、精製工程の再検討・最適化を図ることとした。陰イオン交換反応は、溶液中の陰イオンが官能基に配位する陰イオンと交換する反応であり、吸着挙動は、金属錯陰イオン分布に強く依存する。そこで、モデルとして銅を選択し、銅の塩酸溶媒での錯イオンの分布を調査する。

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