09:45 〜 10:00
[2502] 石炭ブロックを用いた石炭地下ガス化実験における生産ガス分析
司会:木﨑彰久(秋田大学)
キーワード:石炭地下ガス化, 未利用資源有効利用, ガス分析
幅0.6 m,長さ2.74 m,厚さ0.55 mの石炭ブロック試料を2区間に分け,第1区間ではリンキング方式を用い,第2区間では同軸方式を用いて石炭地下ガス化の模擬実験を行った。酸素と空気の混合ガスを連続的に注入孔から供給し,ガスクロマトグラフィーを用いて生産ガスの成分を分析した。また,詳細分析を行うためのガスを採取し,ガスクロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフィー質量分析を用いて分析した。
生産ガスには,いずれの方式においても主にCO2, CO, H2および鎖式炭化水素が含まれており,微量の生成物としてH2S, C6H6およびC6H5CH3が含まれることがわかった。燃焼中の鎖式炭化水素の濃度は,同軸方式では最大で約4%であり,リンキング方式においては約20%と同軸方式に比べて約5倍高い値を示した。サンプルガス中のH2S, C6H6およびC6H5CH3の濃度は,燃焼中よりも消火中に高くなる傾向を示し,それぞれ最大で約200 ppm, 約1000 ppmおよび約80 ppmであった。また,消火開始から1時間後に,消火開始直前にはほとんど生成がみられないCH4の濃度が10%程度となった。
生産ガスには,いずれの方式においても主にCO2, CO, H2および鎖式炭化水素が含まれており,微量の生成物としてH2S, C6H6およびC6H5CH3が含まれることがわかった。燃焼中の鎖式炭化水素の濃度は,同軸方式では最大で約4%であり,リンキング方式においては約20%と同軸方式に比べて約5倍高い値を示した。サンプルガス中のH2S, C6H6およびC6H5CH3の濃度は,燃焼中よりも消火中に高くなる傾向を示し,それぞれ最大で約200 ppm, 約1000 ppmおよび約80 ppmであった。また,消火開始から1時間後に,消火開始直前にはほとんど生成がみられないCH4の濃度が10%程度となった。
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