11:30 〜 11:45
[2508] 露天採掘場の現地景観評価と室内再現評価に関する検討
司会:濱中晃弘(室蘭工業大学)
キーワード:露天採掘場, 景観評価, 現地評価, 室内再現評価
近年、わが国では露天採掘場が景観的に問題となる事例が各地でみられる。景観問題の改善にあたり、露天採掘場が周囲の地域景観に及ぼす影響を調査することが必要である。そのためには、現地で被験者に直に景観を評価してもらうことが望ましいが、時間やコスト面、さらには、季節、気象、日照、時間帯等を同一条件として、多数の被験者に現地で景観を評価してもらうことは困難である。 そこで筆者らは、現地で実施した景観評価結果と、現地で撮影した写真をスライドで再現して映写呈示した室内評価実験結果との比較を行い、室内再現景観評価結果の信頼性について検討した。また、模擬現地評価システムとして、全方位呈示型評価システムを開発した。このシステムの特徴として、現地視点に近い360°の景観呈示型の実験に加えてVRS(Virtual Reality System)を利用することにより、季節や天候の設定、景観対策シミュレーションも可能であり、現地と同一条件での評価や、景観対策後の将来予測が可能であるといったメリットが挙げられる。本研究では、この評価システムが現地評価の代替として機能するかを検討したので、その結果について報告する。
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