鉱物処理

[2601] 微粉砕した硫化鉱物のゼータ電位とマイクロバブル浮選

^○日下英史¹, 濱口祐士朗¹, 佐野直幸 (1.京都大学)

司会:芳賀一寿(秋田大学)

キーワード：硫化鉱物, ゼータ電位, マイクロバブル浮選

複雑硫化鉱は年々低品位化・複雑化の傾向にあり、これら低品位鉱から有用鉱物を効率良く分離するためには単体分離のための微粉砕が必要となっている。しかしながら、従来の浮選技術では、微粒領域の硫化鉱物は回収困難であるため廃棄されてきた経緯があり、この領域の浮選分離については不明な点が多い。当研究室では、数μm以下の微粒子にも適用可能なマイクロバブル浮選（MBF）に着目し、その複雑硫化鉱処理への適用可能性について検討を行ってきた。本研究では、硫化鉱物のいくつかを対象とし、振動ミル湿式粉砕産物のゼータ電位挙動について検討を行い、微粒硫化鉱物に対するマイクロバブル浮選浮遊挙動について検討を行った。