MMIJ Annual Meeting 2016

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一般講演

鉱物処理

Tue. Mar 29, 2016 10:30 AM - 12:00 PM 第6会場 (東京大学)

司会:芳賀一寿(秋田大学)

10:45 AM - 11:00 AM

[2602] Applicability of the stochastic flotation model to micro-bubble flotation

細田幸佑1, 大和田秀二2 (1.早稲田大学 創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻, 2.早稲田大学 理工学術院)

司会:芳賀一寿(秋田大学)

Keywords:浮選確率, マイクロバブル浮選, 浮選速度, 付着確率, 流動特性

浮選確率論は,浮選速度を理論的に解析する試みとして知られる。例えば微小な気泡を用いるマイクロバブル浮選の微粒子への適用性は浮選確率論により説明される。ただ,こうした確率論に基づく速度予測は本来単一気泡の浮選系を元に構成されたものであり,より複雑な多気泡での浮選速度を定量的に予測することは困難とされてきた。しかし浮選確率論を集合的な浮選に対しても適用できるとすれば,CFDと組み合わせたセル内の捕収効率分布計算などが可能となり,浮選技術や装置の更なる発展につながる可能性があると言える。本研究では,近年注目されるマイクロバブル浮選を対象にして,集合的な浮選への浮選確率論の適用の可能性を検討した。そのためにまず浮選確率を構成する各確率のうち解析的には計算困難とされる付着確率に関し,従来法では対応できなかったマイクロバブルへの付着確率を求める新たな実験的手法を考案した。また当該手法による付着確率と衝突確率等の既存理論を組み合わせて算出された浮選確率に,カラム内の循環流の影響を考慮した補正を行なった。これにより集合的な浮選の処理速度を,浮選確率論を用いてある程度定量的に再現できることを確認した。

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