鉱業史

[3312] 山梨県内山金山および茅小屋金山の鉱石について

^○中西哲也¹, 久間英樹², 小松美鈴³ (1.九州大学総合研究博物館, 2.松江高等工業専門学校, 3.湯之奥金山博物館)

司会:大石徹(日鉄住金環境株式会社)

キーワード：湯之奥金山, 内山金山, 茅小屋金山, 鉱石, 選鉱ズリ

山梨県巨摩郡身延町に位置する湯之奥金山は、中山金山、内山金山、茅小屋金山の三金山から構成される戦国時代の金山遺跡であり、国史跡に指定されている。本研究では、平成27年度の現地調査により採取した、内山金山の坑道堀跡の鉱石および選鉱テラスの選鉱ズリ、茅小屋金山の選鉱テラスの選鉱ズリについて、X線回折分析、蛍光X線分析、ICP-MS分析を行い、鉱物組成及び化学組成を明らかにした。これらの結果について報告する。