低炭素社会構築のためのCCS

[3403] CCSフィールドなどにおける土壌CO2ガスフラックスモニターの開発

^○佐々木久郎¹, 菅井裕一¹, 川崎航¹, サルマワティ¹ (1.九州大学)

司会:末包哲也(東京工業大学)

キーワード：CO2地中貯留, 土壌CO2フラックス, モニター

大気中に放散されるCO2の削減技術としてCO₂地中貯留およびCO₂の圧入によるエネルギー資源の増進回収プロジェクトが推進されている。ただし，土壌表面から大気中に放散されている自然界におけるCO2放散量は人類全体の活動によって放出されているCO₂放散量の8～9倍程度に及ぶことから，CO₂地中貯留層からの漏えい検出スキームに対するベースラインとして重要となってきている。ただし，その挙動は地温や降雨量によって日々変化しているため，長期的に安定してモニタリングできる装置が必要とされている。本講演では，多様な気候変化に対応できる土壌から大気へ放出されるCO₂やメタンなどの温暖化ガスの放散フラックスやとトレーサ成分を安定して測定可能な地表面に設置するモニタリング装置とその測定手法の開発について報告する