一般社団法人資源・素材学会 平成28(2016)年度 春季大会

講演情報(2016年2月29日付)

企画講演

低炭素社会構築のためのCCS

2016年3月30日(水) 10:35 〜 14:40 第4会場 (東京大学)

司会:末包哲也(東京工業大学), 佐々木久郎(九州大学)

13:00 〜 13:20

[3406] 唯一の妥当な温暖化防止ジオエンジニアリング技術 - CCS

小出仁1 (1.温暖化防止地球システム株式会社)

司会:佐々木久郎(九州大学)

キーワード:CCS, ハイドレート, 地中貯留, 炭素循環, マイクロバブル

地球温暖化に直面して,強力な温暖化防止ジオエンジニアリング技術の開発が待望されている。しかし複雑な地球のシステムを充分に理解できていない現状では,大規模なジオエンジニアリングは予期しない副作用が懸念される。CO2排出抑制やCO2濃度低減に絞られたCCSは,地球温暖化の主因である大気CO2濃度の異常上昇を直接緩和するので,副作用の危険の少ない妥当な温暖化防止ジオエンジニアリング技術である。地球温暖化を止めるためには,膨大な量のCO2貯留が必須であるから,地球のそれぞれの地域に適合した多様なCO2貯留技術を総動員して,世界規模の合理的な温暖化防止戦略を創る必要がある。米国などの産油国では,枯渇油層を活用したCO2-EOR/EGRが先行実施されている。非産油地域でも,マイクロバブルCO2注入技術を利用した分散型CO2地中貯留や海洋貯留,水溶性天然ガス田や炭層・油層の地中微生物によるCO2-メタン再生を利用した地下炭素循環の実現,寒冷地域や深海底のハイドレート化自己封入による絶対安全な大量CO2地中貯留などの先端技術の開発により現実的な地球温暖化防止が可能になる。

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