資源開発技術

[3507] Seismic exploration using the sub-seafloor vertical seismic array system

^○木村俊則¹, 三ケ田均², 荒木英一郎¹ (1.独立行政法人海洋研究開発機構, 2.京都大学大学院)

司会:羽柴公博(東京大学)

Keywords:異方性, 地震探査

南海トラフ熊野灘の海底下900mおよび直上の海底２カ所に設置されている地震計システムから得られたデータから，海底下の速度構造や異方性情報を得ることを試みた。本研究の特徴は，観測された連続データに含まれる背景雑音振動記録に相関処理等のデータ処理を施すことで，地下の地震波伝播速度や異方性に関する情報が抽出できることである。本研究で得られた結果は，既往の研究による結果よい整合性を示したことから，より長時間の連続雑振動記録によってさらに精度の高い速度構造変化をとらえられる可能性がある。