MMIJ Annual Meeting 2016

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一般講演

資源開発技術

Wed. Mar 30, 2016 9:15 AM - 3:30 PM 第5会場 (東京大学)

司会:武川順一(京都大学), 羽柴公博(東京大学), 児玉淳一(北海道大学), 笹岡孝司(九州大学)

3:15 PM - 3:30 PM

[3517] Development of a seismic emission tomography method using oscillation induced by fluid flow in a fracture

渡辺旺智, 三ケ田均, 武川順一 (京都大学大学院)

司会:笹岡孝司(九州大学)

Keywords:地震波エミッショントモグラフィ, 亀裂, 流体流動

近年,高温岩体発電やシェールオイル開発において水圧破砕法が注目されている。しかし,その亀裂生成メカニズムは複雑であり,貯留層の広がりや開口幅,フラクチャー内の熱水や原油の流量などをあらかじめ予測することは困難である。そのため,生成された貯留層位置やその中の流体挙動をより高精度に把握するための技術の確立が重要な課題となっている。本研究では,亀裂内の流体流動に起因する微小な地震波を計測することで,より高精度に貯留層を評価するための基礎的研究をおこなった。格子ボルツマン法による数値実験により,単一の油滴がポアスロートを通過する際に孔壁に生じさせる応力を計算し,その応力変化が引き起こす微小な地震動を計算した。その結果,単一油滴の通過が引き起こす地震動は微小であっても,長期間のモニタリングをおこなうことによって,地下のフラクチャー位置を同定できるだけの地震波エネルギーが得られることがわかった。

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