グリーンアジアのための国際資源人材育成戦略

[1305] 九州大学世界展開力強化事業におけるダブルディグリープログラムについて

^○菅井裕一, ワヒュディ スゲン, 島田英樹, 藤光康宏, 渡邊公一郎 (九州大学)

司会: 児玉淳一(北海道大学)

キーワード：ダブルディグリー、世界展開力強化事業、スクールオンザムーブ、単位互換、ASEAN

九州大学では平成25年度より、「大学の世界展開力強化事業」として「地球資源工学グローバル人材養成のための学部・大学院ビルドアップ協働教育プログラム」を実施している。このプログラムでは、ASEAN地域の主要な10大学と連携し、将来的に地球資源工学分野においてグローバルに活躍する人材の輩出を目標とした協働教育プログラムを実践している。本教育プログラムの一つとして、ダブル・ディグリープログラムを設け、本学と協定校が有するそれぞれの特長的な教育内容を相互の学生が共有し、学生の知識や技術の“隙”を補完して、より高度な研究者および技術者の養成を図っている。現在のところ、インドネシアのバンドン工科大学およびガジャマダ大学とダブル・ディグリープログラムの協定を締結し、それぞれから計3名の学生を受け入れ、本学から2名の学生を派遣している。さらに本教育プログラム参画大学の学生に、より隙のない教育を提供するために、他の大学とのダブル・ディグリープログラムも積極的に推し進めており、タイのチュラロンコン大学との協定締結を目指して手続きを進めている。