MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

資源開発技術・資源と社会

Tue. Sep 13, 2016 9:45 AM - 12:00 PM 第5会場 (13番講義室)

司会: 福田大祐(北海道大学), 安達毅(秋田大学)

9:45 AM - 10:00 AM

[1501] Promotion of gas hydrate nucleation employing ionic liquids

脇本和輝, 楠田啓, 日下英史, 陳友晴, 馬渕守 (京都大学大学院エネルギー科学研究科)

司会: 福田大祐(北海道大学)

Keywords:ハイドレート、イオン液体、高分子イオン液体、天然ガス

一次エネルギーにおける重要性がますます高まってきた天然ガスであるが、長距離輸送や大規模貯蔵の際に必要とされる液化過程での極めて大きなエネルギー損失が懸念材料となっている。そこで、液化より緩やかな条件で減容可能なハイドレート化を用いる方法が提案されており、種々の研究がなされている。しかしながら、ハイドレート化技術には未知の部分も多く、特にその生成時間の短縮と体積当たりの貯蔵量の向上が大きな課題となっている。そこで本研究では、この2つの課題克服を可能とし、さらに再利用可能な添加物の開発を目的とした。 具体的には、極性分子が持つガスハイドレート生成促進効果と高分子材が持つガス吸着効果、及び再利用可能性を本質的に兼ね備えた高分子イオン液体に着目した。高分子イオン液体の単量体となる高分子化可能ユニットを有するイミダゾール型イオン液体の開発に取り組み、それらのガスハイドレートの生成促進効果について検討した。その結果、開発したイオン液体を添加した際のガスハイドレートのガス貯蔵量は、添加物を加えない場合と比較すると生成時間12時間で約8倍にも達し、高いハイドレート生成促進効果が確認された。

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