MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

資源開発技術・資源と社会

Tue. Sep 13, 2016 9:45 AM - 12:00 PM 第5会場 (13番講義室)

司会: 福田大祐(北海道大学), 安達毅(秋田大学)

10:45 AM - 11:00 AM

[1505] Effect of porous media and nutrient on microbial conversion reaction of oil into methane

五十嵐雅之1, 若山樹1, 前田治男1, 米林英治1, 眞弓大介2, 玉澤聡2, 玉木秀幸2, 坂田将2, 鎌形洋一2, 白井良和3, 大坂典子3 (1.国際石油開発帝石株式会社, 2.国立研究開発法人 産業技術総合研究所, 3.東京ガス株式会社)

司会: 福田大祐(北海道大学)

Keywords:メタン生成菌、孔隙環境、培養実験、栄養源

国内油ガス田において、酢酸等の有機酸や水素、CO2をメタンに変換する微生物(メタン生成菌)が普遍的かつ優占化して地下に存在することが我々の最近の国内油ガス田試料を用いた培養試験や菌叢解析調査により明らかとなっている。当該検討結果を受けて、我々は、さらにこれら地下微生物を利用した効率的な化石燃料の回収可能性を検討すべく、国内油田の地下油層より流体試料を採取したうえで、常在微生物を含む油層水と原油を用いて、地下油層と同じ温度・圧力条件に設定し培養実験を実施した。

培養実験においては、孔隙環境ならびに栄養源添加の微生物への影響を評価すべく、砂粒充填系と非充填系、さらには栄養源添加系、非添加系をそれぞれ準備し培養試験を行った。その結果、特定の栄養源の添加により原油分解メタン変換反応が促進されることが判明するとともに、孔隙環境すなわち砂粒を充填することにより、メタン生成速度が飛躍的に上昇することが明らかとなった。当該実験結果は地下油層が栄養源圧入による原油のメタン変換オペレーションに最適な環境であることを示唆するものである。

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