MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

資源学への文系からのアプローチ

Tue. Sep 13, 2016 1:00 PM - 3:00 PM 第5会場 (13番講義室)

司会: 安達毅(秋田大学)

2:20 PM - 2:40 PM

[1513] Practices in education and research as international resource sciences: perspectives from area studies, cultural anthropology, and rural development

縄田浩志 (秋田大学大学院国際資源学研究科)

司会: 安達毅(秋田大学)

Keywords:地域研究、文化人類学、村落開発、中東・アフリカ、資源分配

本発表では、地域研究/文化人類学/村落開発の視点・立場から、国際資源学の教育研究にどのような貢献が可能性なのか、中東・アフリカ地域における具体的な事例をもとにした実践の試みを紹介する。

実践その1「稀少な資源を分かち合う知恵―イスラーム文化に学ぶ」:中東などの沙漠・乾燥環境では、水・植物・動物といった資源は非常に限られており、獲得には不安定な要素がある。苛酷な環境だからこそなおさら、人間はその稀少な資源を分かち合い、お互いを助け合う知恵を発達させてきたと考えられる。同時に、石油・天然ガスという資源に恵まれた国家は、その利益をどのように分配していくか苦労して取り組んできた。イスラーム文化に焦点をあてながら、中東における資源の分配と管理をめぐる現状と課題について考えていく。

実践その2「写真「ハゲワシと少女」の最も近くにいた日本人―アフリカと日本をつなぐ」:中学校の英語教科書にも掲載され、すでに日本社会一般への影響力が大きい一枚の写真「ハゲワシと少女」(ピューリッツアー賞受賞作品)を題材とし、当時、時空間的にその写真の撮影現場の最も近くにいた日本人である発表者自身の現地経験と活動内容を紹介する。アフリカ南スーダンにおける本事例を題材にして、貧困・飢餓・内線への主体的な関わり、開発援助事業の理念と実際、そして国際的な資源開発の目的と課題等について、考えていく。

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