MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

JOGMECにおける自然力活用型坑廃水処理技術開発 ~実用化へ向けて~

Wed. Sep 14, 2016 9:00 AM - 11:45 AM 第3会場 (銀河ホール)

司会: 初谷和則(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

9:20 AM - 9:45 AM

[2303] The bench scale field tests of passive treatment for acid mine drainage by JOGMEC

濱井昂弥, 佐藤佑樹, 小島和浩, 榊原泰祐, 林健太郎, 三浦貴生, 初谷和則, 高本宏介, 岨中真洋, 小林幹男, 増田信行, 酒田剛 (独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

司会: 初谷和則(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

Keywords:坑廃水処理、パッシブトリートメント、自然力活用型坑廃水処理、硫酸還元菌

JOGMECでは、もみがら、米ぬか等が充填されたリアクターを用いて、硫酸還元菌を活用する坑廃水処理プロセス(JOGMECプロセス)について検討を進めており、現在2箇所の休廃止鉱山坑廃水処理場にて実証試験を実施中である。A鉱山では鉄や亜鉛、銅、カドミウムを含む坑内水を対象として、B鉱山では鉄を含まず亜鉛や銅、カドミウム、鉛を含む集積場浸透水を対象として、滞留時間25時間となる通水量(それぞれ160、400 mL/min)で処理原水を通水した。両鉱山とも、冬季の気温は-10 °Cを下回る環境であったが、設備の凍結等の不具合は確認されず、試験は安定的に実施された。A鉱山では、滞留時間25時間の条件で約1年間に亘り、坑廃水中の金属イオンは安定的に除去され、析出物はリアクター内に捕捉されることが確認された。B鉱山についてはリアクター内で金属イオンは除去されることは確認できたが、処理後水中に「懸濁態」の金属粒子が含まれる場合があることが確認された。本稿では、両鉱山における実証試験の条件、処理対象の坑廃水の水質等について整理し、得られた結果について比較、考察し、実用化へ向けた課題を抽出する。

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