MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

JOGMECにおける自然力活用型坑廃水処理技術開発 ~実用化へ向けて~

Wed. Sep 14, 2016 9:00 AM - 11:45 AM 第3会場 (銀河ホール)

司会: 初谷和則(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

9:45 AM - 10:10 AM

[2304] The research about optimization for "JOGMEC process"

濱井昂弥1, 佐藤佑樹1, 小島和浩1, 林健太郎1, 岨中真洋1, 小林幹男1, 酒田剛1, 堀知行2, 青柳智2, 佐藤由也2, 稲葉知大2, 尾形敦2, 羽部浩2 (1.独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構, 2.国立研究開発法人産業技術総合研究所)

司会: 初谷和則(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

Keywords:坑廃水処理、パッシブトリートメント、自然力活用型坑廃水処理、硫酸還元菌

JOGMECでは、もみがら、米ぬか等が充填されたリアクターを用いて、硫酸還元菌(SRB)を活用する酸性坑廃水処理プロセス(JOGMECプロセス)について検討を進めており、複数現場にて実証試験を実施中で、処理の長期安定性について検証している。同時に、カラムを用いた基礎試験を実施しており、リアクターでの滞留時間の短縮を含めたプロセスの最適化について検討を進めている。具体的には、①リアクターの前処理として、石灰石を充填した「pH調整槽」を設置し、処理原水のpHを5~6程度に調整すること、②SRBの活動に不可欠な低分子有機物の供給源である米ぬかをリアクターに多く充填する際、透水性を確保するためにメッシュの袋状容器等に小分けにして充填すること、によりSRBに供給される低分子有機物濃度が上昇し、短期間であれば滞留時間6時間程度でSRBにより硫酸イオンは還元され、金属イオンの除去が行えることが確認された。坑廃水処理への実導入を見据えると、リアクターでの滞留時間は設備設計における最も重要な条件の一つであり、初期コストを左右する条件であると考えられ、その短縮によりの適用可能性は高まるものと考えられる。

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