MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

高温素材プロセッシング

Wed. Sep 14, 2016 9:00 AM - 12:00 PM 第4会場 (12番講義室)

司会: 夏井俊悟(北海道大学), 谷ノ内勇樹(東京大学)

11:45 AM - 12:00 PM

[2411] Influence of Slag Composition on the Copper Loss in Slag

佐野浩行, 西川和仁, 洪在亨, 佐々木康勝 (パンパシフィック・カッパー株式会社 佐賀関製錬所)

司会: 谷ノ内勇樹(東京大学)

Keywords:自溶炉スラグ、銅ロス、スラグ組成、アルミナ、マグネタイト

PPC(株)佐賀関製錬所では、近年、精鉱中Cu濃度の低下等により、Al2O3などの脈石成分の自溶炉への装入量が増加しており、それに伴う操業影響が認められるようになってきた。例えば、精鉱中Al2O3濃度が高い原料を処理した際、スラグ流動性悪化に起因したマット/スラグ分離不良による、スラグへのCuロスが増えている。スラグ中Cu濃度のトレンドとスラグ中Al2O3濃度、Fe3O4濃度のトレンドを比較すると概ね一致している。そこで、スラグへのCuロスにはスラグ中Al2O3濃度やFe3O4濃度が影響を及ぼしていると推察される。スラグ中Fe3O4はスラグ流動性に悪影響を及ぼすことが従来から知られている。しかし、Al2O3濃度がCuロスに与える影響についは不明点も多い。佐賀関製錬所のスラグ中平均Al2O3濃度は約4.3%である。他の製錬所では、スラグ中Al2O3濃度が佐賀関製錬所より1%以上高いにも関わらず、スラグCuロスを0.8%以下に低く維持できている製錬所もある。 本報告では、スラグ組成がCuロスに及ぼす影響について、操業データと熱力学的解析により考察した内容について述べる。

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