10:45 AM - 11:00 AM
[2506] Assessment of the Behavior of Suction Mining by Applying Sealing Materials in Seabed Mining
司会: 羽柴公博(東京大学)
Keywords:海洋底資源、資源開発、採掘方法、シーリング材
我が国において、将来の資源供給先を確保することが喫緊の課題である。しかしながら、開発可能な資源量の減少や陸上資源の枯渇が叫ばれている中、今まで以上に資源の獲得は困難になってきている。近年その打開策の一つとして、海洋底資源の開発が有力視されており、いくつかの調査の結果から海洋底に存在する資源埋蔵量は陸上での埋蔵量の100倍以上に匹敵することが明らかとなってきた。一方で、様々な開発技術が提案されているものの、海洋底における環境基準などを定めた法整備は整っておらず、開発に伴う懸濁粒子の拡散など周辺環境への影響に関して未だ十分な検討がなされていない。既往の研究において、無機系シーリング材を用いて予め鉱区を被覆することにより、開発に伴う海洋底堆積物の飛散に起因する環境擾乱を抑制する方法が提案された。そこで本研究では、生産性、操作性の観点から最も有力視されているポンプ式採掘に着目し、吸引試験を実施するとともに、シーリング材を施工した場合に試験を行った際の吸引挙動を把握するため、室内試験を行った。その結果、土壌表面の変形挙動に差異が見られ、シーリング材の施工により環境擾乱に対する抑制効果が見られた。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください