MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

開発機械・岩盤力学・資源開発技術

Wed. Sep 14, 2016 9:15 AM - 12:00 PM 第5会場 (13番講義室)

司会: 陳友晴(京都大学), 羽柴公博(東京大学)

11:45 AM - 12:00 PM

[2510] Utilization of peat as energy resource

荒牧憲隆, Alam A.K.M. Badrul, 玉村修司, 上野晃生, 村上拓馬, 金子勝比古 (公益財団法人北海道科学技術総合振興センター・研究部・幌延地圏環境研究所)

司会: 羽柴公博(東京大学)

Keywords:泥炭、有機物分解、過酸化水素、バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法)、バイオマスエネルギー

高有機質である泥炭は,広範囲の利用用途がある。我が国では,園芸用への利用が最も多くなっている。また,泥炭からの有用化学物質の抽出や製造もあるが,量的には少ない。過去には家庭用燃料資源として利用されてきたが,現在では,泥炭の燃料用資源としての価値は低く,家庭用も含めエネルギー産業や製造業に利用されていない。しかし,泥炭は,地質学の観点から見ると,加圧乾留(石炭化作用)前の初期物質であり,高ランクの石炭同様,有機物含有量が高い材料特性を有し,活用方法によってエネルギー資源としてポテンシャルはあると考えられる。
幌延地圏環境研究所では,ローカルエネルギーの資源開発に対し,地下圏でのバイオメタン鉱床造成/生産法(Subsurface Cultivation and Gasification; SCG法)の開発を進めている。この中で,石炭層を酸化促進することによって,バイオメタン生成に必要となる低分子量有機酸を得ようとする検討がなされ,過酸化水素が酸化剤として有効であることが確認された。そこで,本研究では,過酸化水素による泥炭の酸化分解から,バイオメタン生成における資源としての泥炭の可能性について検討する。

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