MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

新しいPMG抽出法開発の最前線

Wed. Sep 14, 2016 9:20 AM - 12:00 PM 第6会場 (22番講義室)

司会: 村松淳司(東北大学)

10:00 AM - 10:40 AM

[2602] PGM extraction capability with resin impregnated thiacalixarene derivatives

濱田文男, Muniyappan Rajiv Gandhi, 山田学, 近藤良彦, 柴山敦 (秋田大学)

司会: 村松淳司(東北大学)

Keywords:チアカリックスアレーン誘導体、レジン、PGM

チアカリックスアレーン(TCA)は環状構造に硫黄原子を含むことから金属親和性を有する大環状ホスト分子として知られている。金属親和性をさらに高める目的でチオカルバモイル基にて修飾したTCA誘導体(1)はPGM溶液のパラジュウム(Pd)に高い吸着性を示した。一方、スルフォン基を導入したTCA誘導体(2)は水溶性を示す誘導体であり、アルカリおよびランタン金属との錯体形成をX線構造解析より明らかにしている。これらTCA誘導体のPGM抽出剤としてのハンドリング特性およびリユース可能性を検討するため、Amberlite 系レジンに含浸し金属吸着性を検討した。AmberliteXADには金属吸着能は認められないが1を含浸した樹脂はPdに高い吸着性を示し、チオ尿素による逆抽出もほぼ定量的に確認された。さらに、金属親和性を持つ官能基を有するAmberliteIRA系レジンに1および2を含浸させた。1および2を含浸したIRA系レジンは未含浸レジンよりも高いPt、Pd及びRh吸着能を示し、新規TCA誘導体のPGMに対する金属抽出剤としての有用性を明らかにした。

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