資源・素材2016(盛岡)

講演情報(2016年8月18日付)

企画講演

松川50周年にあたって-地熱発電これまでの50年、これからの50年

2016年9月15日(木) 10:00 〜 11:50 第1会場 (テクノホール)

司会: 當舎利行(熊本大学), 梶原竜哉(地熱エンジニアリング), 加藤昌治(北海道大学)

10:35 〜 11:00

[3103] 松川地熱発電所の現状と課題

加藤修 (東北自然エネルギー株式会社)

司会: 當舎利行(熊本大学)

キーワード:松川地熱、老朽化、安定運転、設備更新、貯留層シミュレーション

松川地熱貯留層は新第三紀堆積岩,第四紀火山岩および新期の貫入岩からなる蒸気卓越型地熱貯留層である。地熱流体の主たる供給源は開発域の南西部で,流体は貫入岩境界付近に分布する断裂に沿って上昇していると考えられている。松川地熱発電所は1966年の運転開始以来,35年以上にわたり認可出力に近い発電を継続してきたが,近年は認可出力の半分程度まで低下している。原因として,貯留層温度および圧力の低下,地熱井の老朽化,タービンへのスケール付着などがある。特に,老朽化した生産井については代替井を近傍に掘り直したものの,蒸気が十分に得られていない。発電所の主要設備も老朽化が進んでおり,更新時期を迎えている。今後の安定運転を見据え,貯留層シミュレーション等にて適正出力規模を評価中であり,設備の更新時期や修繕計画を検討している。

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