MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

松川50周年にあたって-地熱発電これまでの50年、これからの50年

Thu. Sep 15, 2016 1:15 PM - 4:00 PM 第1会場 (テクノホール)

司会: 當舎利行(熊本大学), 梶原竜哉(地熱エンジニアリング), 加藤昌治(北海道大学)

2:45 PM - 3:10 PM

[3109] Geothermal energy development by engineering approaches

松永烈 (公益財団法人 国際科学技術財団)

司会: 加藤昌治(北海道大学)

Keywords:高温岩体発電、EGS、人工亀裂、人工涵養、工学的取組

松川を始めとする各地の地熱開発では、地下の地熱貯留層から地熱流体を採取し、そのエネルギーでタービンを回して発電を行う。その場合、温度の高い地熱流体を如何に見つけるかだけでなく、大量の地熱流体を長期間安定して取り出すことが重要となる。地球の中心は6000度もの高温と言われていることから、深く井戸を掘削することにより、より高温の岩盤に遭遇する。しかし、その高温のエネルギーを地表に輸送する流体が常に存在するとは限らない。このため、1970年代から高温の岩盤に人工的に熱交換面を造成し、水を注入・循環するなどの、工学的な取り組みがなされた。この技術は、高温岩体発電技術と呼ばれていたが、近年は技術の適用対象が広がったこともあり、EGS(Enhanced または Engineering Geothermal System)と呼ばれている。山形県肘折、秋田県秋の宮、さらに松川の近傍では、関連する技術開発が行われていたが、2000年代初頭に国の地熱技術開発が中断されることにより、高温岩体地熱発電技術も終了を余儀なくされている。一方で、米国、豪州、フランス等では実規模の技術開発が活発に続けられている。

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