MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

松川50周年にあたって-地熱発電これまでの50年、これからの50年

Thu. Sep 15, 2016 1:15 PM - 4:00 PM 第1会場 (テクノホール)

司会: 當舎利行(熊本大学), 梶原竜哉(地熱エンジニアリング), 加藤昌治(北海道大学)

3:10 PM - 3:35 PM

[3110] Small Scale geothermal power generation

木内勉 (清水建設株式会社)

司会: 加藤昌治(北海道大学)

Keywords:バイナリー・サイクル発電、小規模地熱、温泉発電、固定価格買取制度、町おこし

従来の地熱発電では蒸気にて発電機を回すことから、地表に噴出している熱水は原理的に使用することができなかったが、近年、低沸点の媒体への熱交換によりその媒体蒸気でタービンを回す技術が開発され、熱水(理論的には70℃程度以上であるが、実用的には90℃程度以上の温度が必要)の利用が可能となった。この発電方式はバイナリー・サイクル発電(以下、バイナリー発電)と呼ばれている。認可出力10kW以上の稼働中の温泉発電(バイナリー発電)は、2015年8月末現在13地点、その合計は9,370kWとなっており、その多くは2012年7月に開始された再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の認定を受けている。このFITは、中小地熱発電の開発にとって大きな推進力となっており、今後の増加が見込まれる。いくつかの温泉では、地熱資源などを利用した町おこしも行われているが、乱開発が懸念されている地域もある。

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