MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

湿式素材プロセッシング

Thu. Sep 15, 2016 9:30 AM - 2:00 PM 第2会場 (17番講義室)

司会: 佐々木秀顕(愛媛大学), 安田幸司(京都大学), 白山栄(東京大学)

1:30 PM - 1:45 PM

[3212] In situ observation of copper-antimony alloy anode in sulfuric acid containing copper sulfate

二宮裕磨1, 佐々木秀顕2,3, 吉川健2, 前田正史2 (1.東京大学大学院, 2.東京大学生産技術研究所, 3.愛媛大学)

司会: 白山栄(東京大学)

Keywords:電解精製、アノード溶解、不動態化

銅の電解精製プロセスにおいて,アノード表面に析出する硫酸銅により生じる不動態化は効率的な操業を妨げる要因の一つとして知られている.特に,電子機器等のスクラップからリサイクルした粗銅は不純物濃度が高く,容易に不動態化を引き起こすため,産業的には電解精製が非常に困難である.著者らはより効率的な銅のリサイクルプロセスを目指し,不動態化を防ぐ指針を得ることを目的として,銅陽極の溶解挙動について研究を行ってきた.今回,電子基板の難燃剤として使用されるアンチモンに着目し,アンチモン濃度が高い銅陽極の溶解挙動を,“その場”観察およびチャネルフロー二重電極法(CFDE)によって調査した. 合金電極をアノード溶解した結果,電極表面にアンチモン濃度の高い酸化被膜が形成され,硫酸銅の析出に影響を与えることが確認された.また,熱処理によって合金のミクロ組織を最適化することで不動態化を抑制できる可能性が示唆された.

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