資源・素材2016(盛岡)

講演情報(2016年8月18日付)

一般講演

環境

2016年9月15日(木) 09:30 〜 12:00 第3会場 (銀河ホール)

司会: 中村謙吾(東北大学), 大川浩一(秋田大学)

11:30 〜 11:45

[3308] Fe3O4を添加したエポキシ樹脂を用いた活性炭の作製

森橋諒1, 市野良一2, 神本祐樹2 (1.名古屋大学大学院, 2.名古屋大学未来社会創造機構モビリティ領域)

司会: 大川浩一(秋田大学)

キーワード:活性炭、エポキシ樹脂、Fe3O4

Fe3O4を添加したエポキシ樹脂を混合後炭化、賦活処理を順次行い活性炭を作製した。Fe3O4を添加した活性炭は磁気分離能を示した。Fe3O4を添加した活性炭とFe3O4を添加していない活性炭、市販活性炭のXRDにより定性分析を行った。Fe3O4を添加した活性炭にはFe3O4のピークは確認できず、Feのピークが確認された。各試料の比表面積、細孔容積を測定したところ、市販活性炭の比表面積は1333 m2/g、マイクロ孔とメソ孔の容積はそれぞれ0.465
cm3/g、0.093 cm3/gであった。一方、Fe3O4を添加していない活性炭の比表面積は2786
m2/g、マイクロ孔とメソ孔の容積はそれぞれ0.913 cm3/g、 0.071 cm3/gを示した。また、Fe3O4を添加して作製した活性炭はFeの複合率が15 mass%と26 mass%では、比表面積は1839 m2/g,、1268 m2/g、マイクロ孔容積は0.598 cm3/g,、0.413 cm3/g、メソ孔容積は0.071 cm3/g、 0.062 cm3/gとなった。Feの複合率の増加に伴い比表面積、マイクロ孔とメソ孔の容積各試料に対するメチレンブルー(MB)の吸着実験を行った。市販活性炭のMB除去率は98%となった。Fe3O4を添加していない活性炭とFeを15 mass%もしくは、26 mass%複合した活性炭のMB除去率は54%、 70%、 61%となり、作製した活性炭の両者では市販活性炭に比べて、MB除去率は低い値となった。マイクロ孔とメソ孔の容積の減少に伴い、MB除去率は減少した。

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